陶芸の知恵袋

目からウロコの、陶芸の裏技・表技を大公開します。

底切れしにくい高台の形は、これ!

底切れしにくい高台の形は、これ! /陶芸の知恵袋152

 高台の内側を空気が通るようにする!

底切れする原因はいくつかありますが、底が最後まで乾燥しにくいことも一因です。


円形や四角の高台が一般的ですが、
高台の一部を切り取って、空気の通り道をつくってやると、
底の乾燥がすすんで、底割れしにくくなります。

f:id:yasuhiko3:20151126091831j:plain


記事提供&copyright:津田沼陶芸教室

タタラで楕円(だえん)の形を切り抜くかんたんな方法!

■ タタラで楕円(だえん)の形を切り抜くかんたんな方法! /陶芸の知恵袋151 


まずは新聞紙を四つ折りにして!

 

タタラを楕円に切るのは、楕円形の皿を作るときばかりではなく。
壺の底をつくるときなどにも必要です。覚えておくと便利です。

 

まずは、新聞紙を四つ折りにします。
タテとヨコの長さを変えてハサミでカーブを付けて切り抜きます。

 

f:id:yasuhiko3:20151122124645j:plain

新聞紙を開くと、楕円の型紙ができました!

 

f:id:yasuhiko3:20151122124658j:plain


これをタタラにした粘土に当てて切り取れば、
楕円のタタラができます。

記事提供&copyright:津田沼陶芸教室

乾燥の途中で皿の底が持ち上がったら、こうして直す!

■ 乾燥の途中で皿の底が持ち上がったら、こうして直す! /陶芸の知恵袋150

 手の平をぐっと押しつけて平らに戻す!


粘土がまだ白くなっていなければ、
なんとか平らに戻せるかもしれません。

持ちあがった皿の底に手のひらを置いて、
力を込めてぐっと押しつけます。
ほんの短時間、0.2秒ほど押します。

底が割れてしまうこともありますが、
うまくゆけば平らになります。

私(林)の実感でいうと、成功率は6割くらいですね。
ダメでもともと、くらいの気持ちでやると
うまくいったときうれしい!

 

f:id:yasuhiko3:20151112180248j:plain

 

写真協力:津田沼陶芸教室会員 K.Kさん

 

記事提供&copyright:津田沼陶芸教室

絵の具を薄めたりする水に発生する緑の藻を防止するにはこれ!

絵の具を薄めたりする水に発生する緑の藻を防止するにはこれ!

 /陶芸の知恵袋147 

 加湿器用の除菌剤を使います!

容器に溜めた水には、しばらくすると藻が発生します。
その水を使うことは、やきものにとってはなんの問題もありませんが、
あまり気分の良いものではありません。

容器の水に加湿器用の除菌剤を入れてやると藻は発生しません。

f:id:yasuhiko3:20151014094429j:plain


記事提供&copyright:津田沼陶芸教室

削ったあと、すぐに素焼きしたいならこの方法!

削ったあと、すぐに素焼きしたいならこの方法! /陶芸の知恵袋147

 150度を8時間キープすれば完全乾燥終了!


ふつうは常温で完全乾燥させてから素焼きしますが、急ぐ時の裏ワザを紹介。

1時間で150度まで昇温させて、そのまま5時間キープ。これで完全乾燥終了です。
そのさいの注意ポイントは、

ひっくり返して(つまり高台を上にして)棚板に置くこと。

乾きにくい底の部分を上にすることで、全体がむらなく乾きます。

写真は窯の中で完全乾燥し終わった状態。このあと素焼きします。

f:id:yasuhiko3:20150521093900j:plain 
 
 
そのあと8時間かけて800度まで昇温させれば素焼き終了。

電気の窯ならこうしたことが楽にできるので便利。
大物で試したことはありませんが、
径20センチくらいの皿では、一度も割れたことがありません。


記事提供&copyright:津田沼陶芸教室

削りが終わって置いてみたら、少しグラグラ。こんなときは、こうする! 

削りが終わって置いてみたら、少しグラグラ。こんなときは、こうする! 

 そっと持ち上げて、底を作業テーブルにトントン!

グラつく高台を微調整するには、削るよりも、トントン打ちつけるほうがカンタン。

優しく3センチほど持ち上げて、水平のまま作業テーブルの板にトントンと打ちつけます。
打ちつけると言っても、器の底でノックするように丁寧に。

2、3回トントンして、まだグラつくようなら、さらにトントンをくりかえすと
グラグラしなくなります。

f:id:yasuhiko3:20150520082748j:plain




記事提供&copyright:津田沼陶芸教室

取っ手をしっかり取り付けるには、こんなデザイナー用グッズが役立つ !

取っ手をしっかり取り付けるには、こんなデザイナー用グッズが役立つ!

 /陶芸の知恵袋144

 トレースする道具でカッチリ接着!


本体に取っ手をしっかりつけたい。
そんなときは、デザイナーがトレース作業するときのこんな道具がいい!

MAXON(マクソン) トランサー No3。

f:id:yasuhiko3:20150518114338j:plain

f:id:yasuhiko3:20150518114350j:plain



もともと、しっかり抑えるための道具だから、
取っ手の接着面がしっかり押さえられて、隙間も消せるから
接着面の亀裂が出にくい。

津田沼陶芸教室会員でアートディレクターT.Oさんが
使っているのをすかさずカシャッ!

記事提供&copyright:津田沼陶芸教室