皿や鉢などを挽いたときにできる不要なロクロ目は、こうして消す!
■ 皿や鉢などを挽いたときにできる不要なロクロ目は、こうして消す! /陶芸の知恵袋130
ロクロをゆっくり回転させながら、指の腹で優しく撫でてやる。
ロクロで挽き上げた皿や鉢にはスポンジなどの線が残っています。
ロクロをゆっくり回転させて、
人差し指、中指、薬指の3本の指をそろえて、作品の縁に近い部分にそっと触れます。
そのまま、ゆっくりゆっくり中心部分に向かってくゆきます。
中心部分まで行ったら、静かに手を粘土から離します。
金型を仕上げるのに、最終的には指で触って凹凸を確かめるそうですが
熟練した人は1ミクロン(1000分の1ミリ)まで認識できるそうです。
陶芸では、もちろんそこまでの精度は要りませんが、
指の腹でスポンジの線を消すのがいちばんです。
写真は55㎝超えの大鉢、このあとフチを切って整えます。
記事提供:津田沼陶芸教室