陶芸の知恵袋

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電気炉を長持ちさせるには、これ!

電気炉を長持ちさせるには、これ! /陶芸の知恵袋93

電熱線に積もったホコリを掃除してから窯詰めしよう。




炉内の電熱線には、意外にホコリが積もります。
釉薬の飛沫や、炉の上蓋から降るサビなどです。

そのままにして焼成すると、電熱線が急激に劣化します。
窯詰め作業の前には、電熱線を掃除をするのを習慣にしよう。

小型の掃除機を使います。
電熱線の「波線」の上と下の部分のホコリを吸い取ります。



充電式でないほうが吸塵力があって良い。
ノズルの長いものが、なにかと便利。

メーカーの話では、電気炉の寿命は「10年くらい」だそうですが、
私(林)の窯は、18年半経った今も使っています。
長持ちしてくれましたが、全体が傷んできたので、そろそろ変え時ですね。

電熱線は10年経ったときに張り替えました。
それまでに素焼き、本焼きを合計すると、600回近い焼成を行なった。
しかも、線に負担の重い還元焼成がほとんど。

ほんの少しの手間をかけるだけで、窯も電熱線も長持ちしますよ。


記事提供:津田沼陶芸教室