陶芸の知恵袋

目からウロコの、陶芸の裏技・表技を大公開します。

ロクロ作業で出たドベは、こうすればラクに再生!

ロクロ作業で出たドベは、こうすればラクに再生! /陶芸の知恵袋143 

  固くなった粘土に付けて、土練機を通す!


ドベは液体状なので、粘土とは混ざりにくいものです。
苦労して混ぜても、手はドロドロになり厄介です。

そこで僕がやっているのは、この方法。
ロクロで出るドベは、粘土とは別のバケツ(フタのできるもの)に取っておきます。

やや固くなった粘土を土練機で再生するときに、
粘土でバケツのドベをすくい取って、土練機の投入口から入れます。

水代わりにドベを使うというわけです。

固くなった粘土とドベを、同時にラクラく再生できます。

f:id:yasuhiko3:20150515200807j:plain

f:id:yasuhiko3:20150515200827j:plain

 

記事提供&copyright:津田沼陶芸教室

布目白化粧の施し方は、こうする!

■ 布目白化粧の施し方は、こうする! /陶芸の知恵袋142

 白化粧が布目に沈んでから2回目をハケ塗り!

白化粧は主として赤粘土の上に施します。
そのさい蚊帳のような目の粗い布の上から白化粧をハケ塗りして、
キャンバスのような布目模様を表面に残す技法です。

半乾燥した器に蚊帳布や麻布をかぶせます。
濃い目の白化粧(といっても、マヨネーズよりもゆるめ)を、布の上からハケで塗ります。
1、白化粧を続けて2回塗ります。

ここからが大切
2、白化粧がテカらなくなって、布目よりも下に沈むまで待ちます。

3、白化粧を、また続けて2回塗ります。

※2で待たないで続けて塗ると、
 剥がすときに、最初に塗った白化粧まで剥がれてしまうことがあるので要注意!


記事提供©right:津田沼陶芸教室

釉掛けのとき「ダマ」を防ぐには、これ!

釉掛けのとき「ダマ」を防ぐには、これ! /陶芸の知恵袋141 



  「油こし」を使おう!



ダマは釉薬の小さな固まりのことで、良くかき混ぜたつもりでも残っています。

以前は100メッシュの篩(ふるい)で濾(こ)していましたが、

釉薬の粒子が大きな場合は目づまりして面倒なことになります。



今では、キッチン用品の売り場で買った大型の油こしを使っています。

5号上径27.5㎝のもので、

フックも付いているのでボウルやバケツのフチに載せられるので作業がラク。



篩なら¥4,000くらいしますが

油こしなら¥1,500くらいで買えて安上がり。!









記事提供:津田沼陶芸教室

しっぴき(切り糸)を自分で作ろう! 

しっぴき(切り糸)を自分で作ろう! /陶芸の知恵袋139

つぼ糸を使うと丈夫で、切り口がキレイ!

つぼ糸は、大工さんが木材に直線を引くための糸で、ホームセンターで売っています。

釣り糸やタコ糸など、さまざまな糸を試したすえに、つぼ糸にたどり着きました。
丈夫で、切り口に美しい模様が残ります。


作り方は・・・・

1、木ダボ(径8mm×長さ30mm)にドリルで小さな穴を開ける。
  木ダボはホームセンターの木工コーナーで購入。


2、つぼ糸を20cmほどに切り
  穴に通して、固く結ぶ。


3、つぼ糸の端に瞬間接着剤を一滴つけて、ほつれを防ぐ。


記事提供:津田沼陶芸教室

制作途中の作品の乾燥を止めるためのひと工夫

制作途中の作品の乾燥を止めるためのひと工夫(加湿器を利用)! /陶芸の知恵袋137

素焼きする前に様々な加飾をする僕にとっては、粘土が乾燥してしまったらお手上げ。
なんとか乾燥を防ぎたいといろんなことを考えてきました。

最新の秘密兵器がこれ!



通販で\5000以下の加湿器を購入。
水蒸気が上に拡散するので、
これを下に向けて制作途中の作品に向ける方法を考えた。

ホームセンターの水回りの部品3点を組み合わせて、
シャワーのノズルのようなものを作った。
エアコン用の断熱ドレンホース(2m、\300ほど)を5センチほどに切って、
これに上記のシャワーノズルのようなものを差し込んで・・・・
加湿器に取り付けた。


下向きの蒸気が出て、適度に粘土を加湿してくれる。


※僕はこうしているということで、こうした使い方を奨励しているわけではありません。
ご自分の責任で行ってください。

記事提供:津田沼陶芸教室

フチの乾燥を止めるカンタンな方法! 

■ フチの乾燥を止めるカンタンな方法! /陶芸の知恵袋136

器はフチから乾燥し始めるので、均一に乾かすためには
さまざまな方法があります。

ラテックスをフチに塗ってやるのも効果的。

ラテックスは抜き絵などするために使いますが、
ゴムで覆って乾燥を止めるのにも役立ちます。

ラテックスは乳白色で、乾くと透明。
塗った部分が分かるように、赤インクを数滴落として色を付けて使っています。

記事提供:津田沼陶芸教室

老眼で細かい作業がやりにくいなら、これ!

老眼で細かい作業がやりにくいなら、これ! /陶芸の知恵袋133

ヘッドルーペという手があります!

頭にセットする、ライト付き拡大鏡です。
細かい作業、僕は象嵌などをやるときのために購入しました。
サンバイザーのようにかぶるタイプで、ひさしにレンズが付いています。

僕のは4種類の倍率が違う交換レンズ付き。
LEDのライトが点灯するので、手暗がりが消えて重宝しています。

教室の会員に勧められて、
アマゾンで買いましたが、¥1280で送料ゼロは、試してみる価値ありではないでしょうか。


記事提供:津田沼陶芸教室