ロクロ作業で出たドベは、こうすればラクに再生!
■ ロクロ作業で出たドベは、こうすればラクに再生! /陶芸の知恵袋143
固くなった粘土に付けて、土練機を通す!
ドベは液体状なので、粘土とは混ざりにくいものです。
苦労して混ぜても、手はドロドロになり厄介です。
そこで僕がやっているのは、この方法。
ロクロで出るドベは、粘土とは別のバケツ(フタのできるもの)に取っておきます。
やや固くなった粘土を土練機で再生するときに、
粘土でバケツのドベをすくい取って、土練機の投入口から入れます。
水代わりにドベを使うというわけです。
固くなった粘土とドベを、同時にラクラく再生できます。
記事提供©right:津田沼陶芸教室
布目白化粧の施し方は、こうする!
■ 布目白化粧の施し方は、こうする! /陶芸の知恵袋142
白化粧が布目に沈んでから2回目をハケ塗り!
白化粧は主として赤粘土の上に施します。
そのさい蚊帳のような目の粗い布の上から白化粧をハケ塗りして、
キャンバスのような布目模様を表面に残す技法です。
半乾燥した器に蚊帳布や麻布をかぶせます。
濃い目の白化粧(といっても、マヨネーズよりもゆるめ)を、布の上からハケで塗ります。
1、白化粧を続けて2回塗ります。
ここからが大切
2、白化粧がテカらなくなって、布目よりも下に沈むまで待ちます。
3、白化粧を、また続けて2回塗ります。
※2で待たないで続けて塗ると、
剥がすときに、最初に塗った白化粧まで剥がれてしまうことがあるので要注意!
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しっぴき(切り糸)を自分で作ろう!
■ しっぴき(切り糸)を自分で作ろう! /陶芸の知恵袋139
つぼ糸を使うと丈夫で、切り口がキレイ!
つぼ糸は、大工さんが木材に直線を引くための糸で、ホームセンターで売っています。
釣り糸やタコ糸など、さまざまな糸を試したすえに、つぼ糸にたどり着きました。
丈夫で、切り口に美しい模様が残ります。
作り方は・・・・
1、木ダボ(径8mm×長さ30mm)にドリルで小さな穴を開ける。
木ダボはホームセンターの木工コーナーで購入。
2、つぼ糸を20cmほどに切り
穴に通して、固く結ぶ。
3、つぼ糸の端に瞬間接着剤を一滴つけて、ほつれを防ぐ。
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制作途中の作品の乾燥を止めるためのひと工夫
制作途中の作品の乾燥を止めるためのひと工夫(加湿器を利用)! /陶芸の知恵袋137
素焼きする前に様々な加飾をする僕にとっては、粘土が乾燥してしまったらお手上げ。
なんとか乾燥を防ぎたいといろんなことを考えてきました。
最新の秘密兵器がこれ!
通販で\5000以下の加湿器を購入。
水蒸気が上に拡散するので、
これを下に向けて制作途中の作品に向ける方法を考えた。
ホームセンターの水回りの部品3点を組み合わせて、
シャワーのノズルのようなものを作った。
エアコン用の断熱ドレンホース(2m、\300ほど)を5センチほどに切って、
これに上記のシャワーノズルのようなものを差し込んで・・・・
加湿器に取り付けた。
下向きの蒸気が出て、適度に粘土を加湿してくれる。
※僕はこうしているということで、こうした使い方を奨励しているわけではありません。
ご自分の責任で行ってください。
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フチの乾燥を止めるカンタンな方法!
■ フチの乾燥を止めるカンタンな方法! /陶芸の知恵袋136
器はフチから乾燥し始めるので、均一に乾かすためには
さまざまな方法があります。
ラテックスをフチに塗ってやるのも効果的。
ラテックスは抜き絵などするために使いますが、
ゴムで覆って乾燥を止めるのにも役立ちます。
ラテックスは乳白色で、乾くと透明。
塗った部分が分かるように、赤インクを数滴落として色を付けて使っています。
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