陶芸の知恵袋

目からウロコの、陶芸の裏技・表技を大公開します。

2014-01-01から1年間の記事一覧

皿や鉢などを挽いたときにできる不要なロクロ目は、こうして消す!

■ 皿や鉢などを挽いたときにできる不要なロクロ目は、こうして消す! /陶芸の知恵袋130 ロクロをゆっくり回転させながら、指の腹で優しく撫でてやる。ロクロで挽き上げた皿や鉢にはスポンジなどの線が残っています。 ロクロをゆっくり回転させて、 人差し指…

織部釉で青みを出したいときや、緑を強く出したいときは、こうする!

織部釉で青みを出したいときや、緑を強く出したいときは、こうする! /陶芸の知恵袋129 釉薬を調合するとき、アルカリ分(木灰)を多く入れると、釉の溜まった場所が青みを帯びる。 一方、石灰や珪酸分が多いと、下の写真のように緑色が強く発色する。 なお…

マグカップやコーヒーカップの取っ手は、こうすれが持ちやすい!その2

■ マグカップやコーヒーカップの取っ手は、こうすれが持ちやすい!その2 /陶芸の知恵袋128 取っ手は、幅が広めで、薄手が持ちやすい。 幅はやや広め、人差し指の第一関節と第二関節を折り曲げてしっくり持てる幅が持ちやすい。取っ手の厚さは、薄手のほうが…

マグカップやコーヒーカップの取っ手は、こうすれが持ちやすい! 

■ マグカップやコーヒーカップの取っ手は、こうすれが持ちやすい! /陶芸の知恵袋127 取っ手の大きさは、大きすぎても小さすぎても使いにくい。そこで!マグカップの取っ手は、人差し指と中指を通して、少し余裕があるくらい。 焼き上がって15%縮んだとき…

釉掛けなどで出る少量の釉薬は、こうして処理する!

■ 釉掛けなどで出る少量の釉薬は、こうして処理する! /陶芸の知恵袋126下水に流さず、溜めておいて、最後は本焼きします。ヒシャクやボウルに付いた釉薬を、そのまま下水に流すのは、ためらいます。 そこで、僕がやっている方法を紹介います。 釉薬を使った…

フチを弓で切ったときに残る粘土クズは、これで取る!

■ フチを弓で切ったときに残る粘土クズは、これで取る! /陶芸の知恵袋125 陶芸道具の「針」を、粘土クズにくっつけるようにすると取れます!フチを弓で切るときは5ミリ以上切るようにしましょう。 そうすれば粘土クズは残りません。薄く切ってしまってクズ…

フチを弓で切るとき、こうすれば粘土クズが残らない!

■ フチを弓で切るとき、こうすれば粘土クズが残らない! /陶芸の知恵袋124 弓でフチを切るときは5ミリ以上。 5ミリ以下だと、粘土クズが出てめんどう。弓は両手で左右に引っ張るように持つと安定します!切った粘土がイカ・リングのように、弓に残れば合格…

織部釉の作品を希塩酸に浸しておくには、このアミが便利!

織部釉の作品を希塩酸に浸しておくには、このアミが便利! /陶芸の知恵袋122 織部釉の作品は、焼きあがると、表面にギラギラした皮膜ができます。 その皮膜を取るために希塩酸に浸します。 そのさい、ビニールの網に作品を入れて希塩酸に浸すと、取り出すと…

大きなブロックのまま固まった粘土は、くだかずに、ラクラク再生!

大きなブロックのまま固まった粘土は、くだかずに、ラクラク再生! /陶芸の知恵袋121 大きなブロックのまま固まった粘土。 くだいて再生しましょうと、たいていの本に書いてある。 でも、ハンマーでもなかなか細かく割れないし、周りに破片が飛び散る。そん…

湿台(しった)は、本焼きしたものが使いやすい!

湿台(しった)は、本焼きしたものが使いやすい! /陶芸の知恵袋120 湿った台と書いて、「しった」。 高台を削るために器をひっくり返して載せる台のこと。 一般には素焼きしたものを言いますが、僕は本焼きしたもののほうが使いやすいと思います。1、本焼…

型からはずれにくい皿。こうすれば、はずれる!

型からはずれにくい皿。こうすれば、はずれる! /陶芸の知恵袋119 親指のツメくらいの大きさの粘土玉を作ります。 型と密着した皿のフチにくっつけて、引っ張るようにすると・・・。 フチが型から浮いて、はがれやすくなります。作るときには、型に片栗粉を…

釉薬を掛け残した場所に貝殻を置くと、緋色が出る!

釉薬を掛け残した場所に貝殻を置くと、緋色が出る! /陶芸の知恵袋118織部釉の緑に、貝殻の成分から出た緋色が対比的でキレイ。写真は、焼きあがった皿に貝殻を載せてみましたが、 じっさいは貝殻を載せたままで焼成します (言うまでもないですが、いちおう…

作ったヒモは、これをかぶせれば乾燥しない!

作ったヒモは、これをかぶせれば乾燥しない! /陶芸の知恵袋117 PVA素材の吸水シートを使おう(教室の会員が教えてくれました)。水を絞ったタオルにくるんでおけば、ヒモの乾燥はあるていど防げます。 でも完璧を期するなら、このシート! 水に浸したあと軽く…

全面に釉薬を掛けて焼きたいなら、こうする!

全面に釉薬を掛けて焼きたいなら、こうする! /陶芸の知恵袋116 童仙坊(どせんぼう)という道具土で「目立て」をして 作品を支えます。 1.童仙坊は粉末で売られいますから、ボウルに入れて水を加えて ゴムベラなどを使って練ります。 1キロほど作ってビニ…

アクセサリーなど、裏にも釉薬を掛けた小物はこうして焼く!

■ アクセサリーなど、裏にも釉薬を掛けた小物はこうして焼く! /陶芸の知恵袋115 アルミナ棒に作品を吊るして焼きます。物干しざおに洗濯ものを干すようにして・・・焼きます。1、陶芸材料の店で「アルミナ棒」を購入します。 ※長さ130ミリで、直径1、2、3…

織部の被膜を取る希塩酸は、このくらいに薄めて使う!

織部の被膜を取る希塩酸は、このくらいに薄めて使う! /陶芸の知恵袋114 織部の表面にできる被膜(ギラギラ)を希塩酸で取ると、 透明感が出て美しくなります。1、ビン入りの「試薬・塩酸(塩化水素35%)」250CCを薬局で購入します。 ※身分証の提示や、印…

バケツの中の釉薬が沈殿して固まったら、こうする!

■ バケツの中の釉薬が沈殿して固まったら、こうする! /陶芸の知恵袋113 しっかりした作りのプラスチックのヘラを用意します。お好み焼きを切るときの方法を参考にしましょう。 焼きあがった丸いお好み焼き。それがバケツの中で固まった釉薬です。ヘラをしっ…

少なくなった釉薬の比重を計りたいなら、これ!

■ 少なくなった釉薬の比重を計りたいなら、これ! /陶芸の知恵袋112 バケツに入れた釉薬が少なくなると、比重計が底について測れなくなります。 そこで、少量の釉薬でも計測できるのがこれ! 細身で背の高いペットボトルの上部をカッターナイフでカットしま…

陶器の灯りを手軽に楽しむなら、コード要らずのこんなライト!

■ 陶器の灯りを手軽に楽しむなら、コード要らずのこんなライト! /陶芸の知恵袋111 本格的に電球を仕込む灯りも良いのですが、手軽に楽しむためのグッズを紹介しましょう。赤緑青と光が変化する、乾電池使用のLEDライトを見つけました。280円のスグレモノ…

大物の鉢や皿。底を削った粘土クズをかんたんに取るには、これ!

■ 大物の鉢や皿。底を削った粘土クズをかんたんに取るには、これ! /陶芸の知恵袋110 底を削った粘土は、高台の中にたまって取り除きにくいですね。集塵機(しゅうじんき)で吸い取ってしまうのがラク。まずは、高台の中にたまった粘土を手でざっと取って、…

大物の鉢や皿。乾燥中にフチが歪むのを防ぐには、これ!

■ 大物の鉢や皿。乾燥中にフチが歪むのを防ぐには、これ!/陶芸の知恵袋109真ん中に穴が開いた、ドーナッツ状の円盤を作ります。ホームセンターで合板を購入します。円盤の板にしてもらって、さらに中央に穴を開けてもらいます。自分で切っても良いですが、…

大物の鉢や皿。フチが早く乾くのを、こうして防ぐ!

■ 大物の鉢や皿。フチが早く乾くのを、こうして防ぐ!/陶芸の知恵袋108ビニールの大袋(ゴミ用の袋)を切り開きます。中心にハサミで丸い穴をあけます。大鉢にかぶせて外側をヒモでしばる。中央部の乾燥にくらべて、フチの乾燥がゆっくりになって、フチだけ…

焼き上がり50センチ級の大皿や大鉢は、こう作る!

■ 焼き上がり50センチ級の大皿や大鉢は、こう作る! /陶芸の知恵袋105 ケーキ生地のような形から作る!1、10キロの粘土を菊練りして、少し低めにまとめます。2、カメ板に載せるた粘土を、 グーにした手で叩いて均します(ロクロをゆっくり回しながら)。3…