陶芸の知恵袋

目からウロコの、陶芸の裏技・表技を大公開します。

2015-01-01から1年間の記事一覧

大物鉢や皿を挽くのに良いコテはありますか?

大物鉢や皿を挽くのに良いコテはありますか? /陶芸の知恵袋156 転用したこんな木ゴテもなかなか良いです! ハンドタオルを四角に畳んで挽いてきました。外側にしぼったスポンジを当てて。 でも最近は、半月形の大きなコテを使うようになった。 見込みや腰の…

粘土のブレンドや釉薬の調合メモは、サインペンでこれに書いて貼る!

粘土のブレンドや釉薬の調合メモは、サインペンでこれに書いて貼る! /陶芸の知恵袋146 養生用のテープに油性サインペンで書こう! 養生用のテープは剥がしやすく、 長期間貼ったままにしておいても粘着部分が残らない。 板や、プラスチックのコップにも貼り…

大物をロクロで挽くとき、手首が粘土で擦れて痛い。こうする!

■ 大物をロクロで挽くとき、手首が粘土で擦れて痛い。こうする! /陶芸の知恵袋155 養生用のガムテープを手首に巻こう! 筒状に引き上げた粘土の縁。 右手首の内側の柔らかい皮膚と擦れて痛いです。 何日も挽いていると、同じ部分の皮膚が薄くなって炎症を起…

粘土に線を彫るとき、葉脈のように先を細くしたいときはこうする!

粘土に線を彫るとき、葉脈のように先を細くしたいときはこうする! /陶芸の知恵袋154 先の細い部分から彫り始めます。 筆などではふつう太い部分から書いて、払うことで細くなる部分を表現しますが、 ヘラで彫る場合に同じようにすると、太いまま終わってし…

この白い粉は何だっけ?そうならないためには、これ!

■ この白い粉は何だっけ?そうならないためには、これ! /陶芸の知恵袋153 釉薬原料を片づけないで放置する場合は、メモを乗せる! すぐに元に戻すつもりでも、取り紛れてそのまま放置することがあります。 私の場合、釉薬を調合したあと、原料をそのままに…

底切れしにくい高台の形は、これ!

■ 底切れしにくい高台の形は、これ! /陶芸の知恵袋152 高台の内側を空気が通るようにする! 底切れする原因はいくつかありますが、底が最後まで乾燥しにくいことも一因です。 円形や四角の高台が一般的ですが、 高台の一部を切り取って、空気の通り道をつく…

タタラで楕円(だえん)の形を切り抜くかんたんな方法!

■ タタラで楕円(だえん)の形を切り抜くかんたんな方法! /陶芸の知恵袋151 まずは新聞紙を四つ折りにして! タタラを楕円に切るのは、楕円形の皿を作るときばかりではなく。壺の底をつくるときなどにも必要です。覚えておくと便利です。 まずは、新聞紙を…

乾燥の途中で皿の底が持ち上がったら、こうして直す!

■ 乾燥の途中で皿の底が持ち上がったら、こうして直す! /陶芸の知恵袋150 手の平をぐっと押しつけて平らに戻す! 粘土がまだ白くなっていなければ、なんとか平らに戻せるかもしれません。 持ちあがった皿の底に手のひらを置いて、力を込めてぐっと押しつけ…

絵の具を薄めたりする水に発生する緑の藻を防止するにはこれ!

■ 絵の具を薄めたりする水に発生する緑の藻を防止するにはこれ! /陶芸の知恵袋147 加湿器用の除菌剤を使います! 容器に溜めた水には、しばらくすると藻が発生します。 その水を使うことは、やきものにとってはなんの問題もありませんが、 あまり気分の良い…

削ったあと、すぐに素焼きしたいならこの方法!

削ったあと、すぐに素焼きしたいならこの方法! /陶芸の知恵袋147 150度を8時間キープすれば完全乾燥終了! ふつうは常温で完全乾燥させてから素焼きしますが、急ぐ時の裏ワザを紹介。 1時間で150度まで昇温させて、そのまま5時間キープ。これで完全乾燥…

削りが終わって置いてみたら、少しグラグラ。こんなときは、こうする! 

■ 削りが終わって置いてみたら、少しグラグラ。こんなときは、こうする! そっと持ち上げて、底を作業テーブルにトントン! グラつく高台を微調整するには、削るよりも、トントン打ちつけるほうがカンタン。 優しく3センチほど持ち上げて、水平のまま作業テ…

取っ手をしっかり取り付けるには、こんなデザイナー用グッズが役立つ !

■ 取っ手をしっかり取り付けるには、こんなデザイナー用グッズが役立つ! /陶芸の知恵袋144 トレースする道具でカッチリ接着! 本体に取っ手をしっかりつけたい。 そんなときは、デザイナーがトレース作業するときのこんな道具がいい! MAXON(マクソン) ト…

ロクロ作業で出たドベは、こうすればラクに再生!

■ ロクロ作業で出たドベは、こうすればラクに再生! /陶芸の知恵袋143 固くなった粘土に付けて、土練機を通す! ドベは液体状なので、粘土とは混ざりにくいものです。 苦労して混ぜても、手はドロドロになり厄介です。 そこで僕がやっているのは、この方法。…

布目白化粧の施し方は、こうする!

■ 布目白化粧の施し方は、こうする! /陶芸の知恵袋142 白化粧が布目に沈んでから2回目をハケ塗り!白化粧は主として赤粘土の上に施します。 そのさい蚊帳のような目の粗い布の上から白化粧をハケ塗りして、 キャンバスのような布目模様を表面に残す技法で…

釉掛けのとき「ダマ」を防ぐには、これ!

釉掛けのとき「ダマ」を防ぐには、これ! /陶芸の知恵袋141 「油こし」を使おう! ダマは釉薬の小さな固まりのことで、良くかき混ぜたつもりでも残っています。 以前は100メッシュの篩(ふるい)で濾(こ)していましたが、 釉薬の粒子が大きな場合は目づま…

しっぴき(切り糸)を自分で作ろう! 

■ しっぴき(切り糸)を自分で作ろう! /陶芸の知恵袋139 つぼ糸を使うと丈夫で、切り口がキレイ!つぼ糸は、大工さんが木材に直線を引くための糸で、ホームセンターで売っています。釣り糸やタコ糸など、さまざまな糸を試したすえに、つぼ糸にたどり着きま…

制作途中の作品の乾燥を止めるためのひと工夫

制作途中の作品の乾燥を止めるためのひと工夫(加湿器を利用)! /陶芸の知恵袋137 素焼きする前に様々な加飾をする僕にとっては、粘土が乾燥してしまったらお手上げ。 なんとか乾燥を防ぎたいといろんなことを考えてきました。 最新の秘密兵器がこれ! 通販…

フチの乾燥を止めるカンタンな方法! 

■ フチの乾燥を止めるカンタンな方法! /陶芸の知恵袋136器はフチから乾燥し始めるので、均一に乾かすためには さまざまな方法があります。ラテックスをフチに塗ってやるのも効果的。ラテックスは抜き絵などするために使いますが、 ゴムで覆って乾燥を止める…

老眼で細かい作業がやりにくいなら、これ!

■ 老眼で細かい作業がやりにくいなら、これ! /陶芸の知恵袋133 ヘッドルーペという手があります!頭にセットする、ライト付き拡大鏡です。 細かい作業、僕は象嵌などをやるときのために購入しました。 サンバイザーのようにかぶるタイプで、ひさしにレンズ…

暖房して作業しながら、粘土を乾燥させないためのアイデア!

■ 暖房して作業しながら、粘土を乾燥させないためのアイデア! /陶芸の知恵袋132 大き目の板とバスタオルを用意しましょう! 「掻き落し」や「象嵌(ぞうがん)」の技法などは、粘土が乾燥してしまってはお手上げです。 冬場は暖房するために乾燥が進みやす…

焼きあがった作品の底が割れて水漏れするときは、これがある!

■ 焼きあがった作品の底が割れて水漏れするときは、これがある! /陶芸の知恵袋131 シリコン系の補修材で割れ目を埋める手がありますよ。底割れして向こう側の光が見えたら、今までは諦めていましたが、お助け製品がありました。 シリコン系の補修材で、お風…