陶芸の知恵袋

目からウロコの、陶芸の裏技・表技を大公開します。

2012-01-01から1年間の記事一覧

■ 底を削りすぎたり、厚すぎたり。どうすればいい?/陶芸の知恵袋19

■ 底を削りすぎたり、厚すぎたり。どうすればいい? 皿などの底を削るとき、削った厚さを知るには、 高台にモノサシなどを渡してみれば、どのくらい削ったかがわかります。 また下の写真のように、高台の中心部分を残して出ベソのように削ってゆくと、 「出…

■ ラテックスを使った筆の後始末はどうすればいい?/陶芸の知恵袋18

■ ラテックスを使った筆の後始末はどうすればいい? ひとつは、安物の筆を使うこと。100円ショップには3本で100円という筆も売っています。 これなら、使い捨てしてもおしくない。 もうひとつは、使用後の筆をガソリンで洗う方法。 ガソリンを入れた容器に筆…

■ 作品が乾きすぎて削りにくい。どうすればいい?陶芸の/知恵袋16

■ 作品が乾きすぎて削りにくい。どうすればいい? タオルを濡らして、軽くしぼって板の上に広げます。 作品の削る部分(高台)を下にしてタオルの上に載せます。 さらに、作品の削りたい部分(腰や胴など)も、同じタオルでくるみます。 1時間ほどすると柔…

■ ラテックス(ゴム液)で描いているうちに筆が固まります。対策は?/陶芸の知恵袋17

■ ラテックス(ゴム液)で描いているうちに筆で固まります。対策は? 使う前に、キッチン用の中性洗剤をポタポタと筆に垂らします。 布でよく拭き取ってから、ラテックスを使います。 ※中性洗剤は原液を使うこと。 ※この方法でゴム抜きした部分に、釉薬を掛…

■ 電動ろくろで高台を削るとき指が擦れて痛い。対策は?/陶芸の知恵袋14

■ 電動ろくろで高台を削るとき指が擦れて痛い。対策は? 事務に使う指サックを使いましょう。厚めのオレンジ色のものが使いやすいですよ。 (薄手のものは粘土に密着しすぎてダメ。適度に滑ってくれるものが良い) ロクロの削りは左回転を前提で話します。 …

■ ロクロで挽いたあと、底に水が残ります。対策は?/陶芸の知恵袋15

■ ロクロで挽いたあと、底に水が残ります。対策は? 水取り用のスポンジを自作しましょう。 用意するもの⇒竹の割り箸、厚さ5ミリほどのスポンジ、タコ糸。 割り箸の太い方にスポンジを巻きつけて、抜けないようにタコ糸で縛ります。 これで出来あがり。 でも…

■ 釉薬が泡立ったように焼き上がったのは、どうして?/陶芸の知恵袋12

本焼き。■ 釉薬が泡立ったように焼き上がったのは、どうして?/陶芸の知恵袋12 いくつかの原因が考えられますが、 焼成時間が不足している場合が多いようです。 釉薬は窯の中でブクブク沸騰する状態になりますが、 それがおさまってから火を止めると表面は滑…

■ カップに取っ手をきれいに接着させるコツは?/陶芸の知恵袋13

■ カップに取っ手をきれいに接着させるコツは? 1 カップと取っ手の両方の接着面を歯ブラシに水をつけてこする。 2 ドべをつけて接着 ここまでは誰でもやっている方法です。接着したあとにひと工夫! はみ出したドべを、水を含ませた筆で拭い取っておきま…

■ 作業台はどのくらいの高さが適当でしょうか?/陶芸の知恵袋10

■ 作業台はどのくらいの高さが適当でしょうか?/陶芸の知恵袋10 作業台で粘土も練るのか、それとも作業だけなのかによって 違ってきます。 粘土も練るなら、高さは62〜64cm (体重をかけられるよう、やや低め。使う人の身長にもよる)。 作業だけなら、高さ…

■ 筆で細くて長い線を引くには?/陶芸の知恵袋11

■ 筆で細くて長い線を引くには?/陶芸の知恵袋11 素焼きした作品は吸水性が良すぎて、 筆で長い線を引くのは難しいですね。 筆の毛の部分(穂首)、根元から3分の1くらいのところにハサミを当てて、 筆を回しながら半分ほどの細さになるように、毛を切りま…

■ 釉薬が垂れて棚板につきます。対策は?/ 陶芸の知恵袋

■ 釉薬が垂れて棚板につきます。対策は? 織部釉やビードロ釉などの流れる釉薬を掛けたら、 「せんべい」と呼ばれる下敷きを、作品と棚板のあいだに敷きましょう。 垂れても棚板を傷めず、 また作品の高台まわりをベンチ・グラインダ(据え置きのグラインダ…

■ 釉薬が沈殿してかき混ぜるのがたいへん、どんな対策がある?

■ 釉薬が沈殿してかき混ぜるのがたいへん、どんな対策がある? 長石や石灰を多く使った釉薬が沈殿してしうと、かき混ぜるのがたいへんです。 沈殿しにくくするものとして「沈殿防止剤」「クリスタリン」「にがり液」 などの名前で市販されています。 いずれ…

釉薬の調合テストは何gくらいですれば良いのでしょう。

■ 釉薬の調合テストは何gくらいですれば良いのでしょう。 計30gを基本にしています。 それ以下では正確な結果がでませんし、 それ以上ではムダになりますから。 記事提供:津田沼陶芸教室

粘土を接着させるには「どべ」。こうすればもっと強力!

■ 粘土を接着させるには「どべ」。こうすればもっと強力! 粘土をゆるく溶いたものを「どべ(ぬた)」といいます。 ロクロ挽きしたときに出るものを密封できる容器に入れて 保存しておきます。これにお酢を少し入れると、 より強力な接着剤に変身! 200gの…

紫の撥水剤を使ったら、筆が固まった!

紫の撥水剤を使ったら、筆が固まった! 布やティッシュで良く拭き取っても、筆が固まってしまうことがあります。 そんなときは灯油で洗ってください。 お茶などの小型ペットボトルに4センチほど灯油を入れて、 それに筆を入れてかき混ぜます(取れないときは…

サインを入れるには、ボールペンがいちばん!

陶芸の知恵袋■ サインを入れるには、ボールペンがいちばん! 高台を削り出したあと、底にサインを入れます。そのとき使いやすいものを色々試してきましたが、いちばん使いやすいのは、インクの出なくなったボールペンでした。考えてみれば、人間工学の粋を集…

■ 大きな壺を作る裏技=継ぐ

■ 大きな壺を作る裏技=継ぐ 大きな壺をロクロで挽くには高度な技術が必要で 作りたくても、ハードルの高さを感じてしまうものだ。 通常は、背の高い筒を挽いてから膨らませる。 でもこれには熟練の技がいる。 そこで、それほど背を高くしないでもできる 大…

■ ゴム抜き用のラテックスがドロリと固まってきた。

■ ゴム抜き用のラテックスがドロリと固まってきた。 ラテックスがドロリとしてきたら、アンモニア水(薬局で売っています)を ポタポタと加えて、容器を揺らして混ぜる。 1時間後には、使いやすくなっています。 購入した容器入りのものが固まりかけたときは…

林寧彦の津田沼陶芸教室です。

林寧彦の津田沼陶芸教室です。 「週末陶芸のすすめ(文春文庫)」の著者で、「つくる陶磁郎」の連載エッセイでおなじみの林寧彦の陶芸教室です。 陶芸体験レッスンあります!