陶芸の知恵袋

目からウロコの、陶芸の裏技・表技を大公開します。

2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

皿に足を付けるときのコツは、ちょっとひねること!

■ 皿に足を付けるときのコツは、ちょっとひねること! /陶芸の知恵袋100 足を接着させて、少しひねってやろう。双方の粘土がなじんで、しっかり付きます。接着は、両方の粘土が同じ程度に乾燥しているとうまくゆきます。皿本体のほうが乾燥が進んでいること…

素焼き前の器のホコリはこれで飛ばす!

■ 素焼き前の器のホコリはこれで飛ばす! /陶芸の知恵袋99 器の表面に付いたホコリや、粘土のかけらはブロワで吹き飛ばすのがいちばん!「陶芸の知恵袋98」で、乾いたスポンジでのバリ取りを勧めました。白化粧の布目模様なども、スポンジでぬぐうと細かい破…

線彫りでできたバリを取るならコレ!

■ 線彫りでできたバリを取るならコレ! /陶芸の知恵袋98 完全乾燥してから、乾いたスポンジで取ろう。半乾燥したときに、竹串などで彫った溝には、「バリ」が出ます。「バリ」とは、線の両側にはみ出した粘土です。乾ききっていないときに取ろうとすると、汚…

釉薬の調合テスト、溶いた釉薬を入れるカップはこれ!

■ 釉薬の調合テスト、溶いた釉薬を入れるカップはこれ! /陶芸の知恵袋97 使い捨てのプラスチック・カップを使おう!使い捨てにしないために、養生テープが活躍。釉薬の調合テストで使う材料は、合計は約30グラム。それより少ないと誤差が出るし、それより多…

タタラで作った板皿を、反らないように乾燥させるには!

■ タタラで作った板皿を、反らないように乾燥させるには! /陶芸の知恵袋96石膏ボードの上で乾燥させよう。板皿が反りやすいのは、表面が乾きやすく、裏面が乾きにくいから。板の上で乾燥させると、先に表面が乾いて縮むために、皿が反ってしまいます。裏面…

乾燥させるための棚は、これがダンゼンお勧め!

■ 乾燥させるための棚は、これがダンゼンお勧め! /陶芸の知恵袋95 やきものの産地の伝統的な棚は、吊り棚(つりだな)です。板と竹で作ります。板にいくつか穴を開けたものを4枚用意。家の梁(はり)など4か所に固定します。穴に竹を通して、2本の竹が平行…

陶板をまっ平らに乾燥させるには、これ!

■ 陶板をまっ平らに乾燥させるには、これ! /陶芸の知恵袋94石膏ボードを用意しよう! まずは、厚さ8ミリ〜5ミリのタタラをつくります。両手の親指と人差し指で、そっとタタラをつまんで持ち上げて板の上に移動させます。板の上には新聞紙(または帆布)を敷…

電気炉を長持ちさせるには、これ!

■ 電気炉を長持ちさせるには、これ! /陶芸の知恵袋93 電熱線に積もったホコリを掃除してから窯詰めしよう。炉内の電熱線には、意外にホコリが積もります。釉薬の飛沫や、炉の上蓋から降るサビなどです。そのままにして焼成すると、電熱線が急激に劣化します…

皿などの型は、これで作ろう!

■ 皿などの型は、これで作ろう! /陶芸の知恵袋92 かんたんで、使い勝手が良いのは「土型(つちがた)」です。たとえば、この型はロクロで作りました。芯出しをしたあと、抑え込んでドーム状に。中はくり抜いていません。乾燥した土型に、タタラにした粘土を…

施釉まえに漉(こ)すフルイは、これで十分!

■ 施釉まえに漉(こ)すフルイは、これで十分! /陶芸の知恵袋91 キッチン用品の売り場で見つけた、「ラーメン用スープ漉し」。たしか¥1800ほど。陶芸用フルイを使う人が多く、私も網目の細かいものなど数種類持っています。でも、釉薬を掛ける前にダマ(か…

置くと傾く作品は、焼くときこうする!

■ 置くと傾く作品は、焼くときこうする! /陶芸の知恵袋90土仙坊(どせんぼう)で「座布団」をつくって、その上にまっすぐ立てて窯に入れます。土仙坊は道具土で、焼いたあともろく、かんたんに作品をはずせます。土仙坊は粉末で売られていて、これに水を加…

粘土を一枚だけタタラにしたいときは、こうする!

■ 粘土を一枚だけタタラにしたいときは、こうする! /陶芸の知恵袋89 布の中に片栗粉を入れた。「テルテル坊主」を用意します。今回はサンマ皿を作りたい、ということなので次のような手順になりました。1、作業台の上で「テルテル坊主」をたたいて片栗粉を…