陶芸の知恵袋

目からウロコの、陶芸の裏技・表技を大公開します。

2013-01-01から1年間の記事一覧

粘土でタタラをつくるとき、適当な厚さの板がない。どうする?

■ 粘土でタタラをつくるとき、適当な厚さの板がない。どうする? /陶芸の知恵袋75 タタラ板の厚さは、3ミリ、5ミリ、7ミリ、10ミリ、などがありますが、たとえば8ミリ厚の粘土にしたい場合は・・・「3ミリ+5ミリ」二枚の板を重ねて使いましょう。当りまえと…

粘土でタタラをつくるとき、一番下の粘土が作業台に貼りつく!

■ 粘土でタタラをつくるとき、一番下の粘土が作業台に貼りつく! /陶芸の知恵袋74 厚さ1ミリのプラスチックの板か、厚さ2ミリの板を敷板にします。どちらもホームセンターで手に入ります。(写真は左がタタラ板、右の2つが敷板))粘土をタタラにするときに…

削りのさいごに使う、この箒(ほうき)!

■ 削りのさいごに使う、この箒(ほうき)! /陶芸の知恵袋73 手製の、和小箒(わ・こほうき)がひとつあれば便利。座敷用の箒(ほうき)をバラして、親指ほどの太さに束ねてヒモで巻いてむすんだもの。 削り終わったクズが、高台の内側に残りやすいので、こ…

作業台に付いた粘土をスッキリ取るには?

■ 作業台に付いた粘土をスッキリ取るには? /陶芸の知恵袋72 パテ用のプラスチックのヘラ(¥150くらい。ホームセンターにあります)が便利です。いろいろなものを試しましたが、これがいちばんキレイに取れます。あとは拭く必要もないくらいですが、絞った…

タタラにした粘土を、さいごにシッポを出さないで切る方法!

■ タタラにした粘土を、さいごにシッポを出さないで切る方法! /陶芸の知恵袋71 中ほどまで切ったら、こんどは反対側から切ります。角皿などを作るときにこのやり方をすると角がキレイな皿ができます。タタラにした粘土にタタラ板やモノサシを当てます。木ベ…

タタラにした粘土を切る道具は?

■ タタラにした粘土を切る道具は? /陶芸の知恵袋70ふつうは竹ベラ、木ベラ、剣先などで切りますが、ピザ・カッターもなかなか重宝!粘土にタタラ板を当てて、竹ベラ、木ベラ、剣先などで切るのが一般的ですが、フリーハンドでゆったりした曲線に切りたいと…

窯の表示温度が間違っているようだ。どうする?

■ 窯の表示温度が間違っているようだ。どうする? /陶芸の知恵袋69 窯を購入した業者さんで温度計を検査してもらいましょう。「温度計」のことを正しくは「熱電対(ねつでんつい)」と言います。当初は温度を正確にモニターしていても、使っているうちに誤差…

桐箱でプレゼントするとき、作品以外に入れるものは?

■ 桐箱でプレゼントするとき、作品以外に入れるものは? /陶芸の知恵袋68 薄葉紙、ウコン布、ミラーマット、陶歴などを用意してください。 正式には以下のようにします。1、作品を薄葉紙(うすようし)で包む。2、さらにミラーマットで包む。3、陶歴(陶…

「箱書き」のとき、墨がにじんでうまく書けない!

■「箱書き」のとき、墨がにじんでうまく書けない! /陶芸の知恵袋67 ベビーパウダーを用意しましょう。安い桐箱の場合、墨がにじむことがあります。ベビーパウダーをかるく擦りこんでから書くと、にじみません。※なお「ベビーパウダー」の別称となっている …

「箱書き」を失敗!でも、書き直しできる!

■「箱書き」を失敗!でも、書き直しできる! /陶芸の知恵袋66 紙やすりの#240番を使おう!墨で描いた文字は、桐材にさほどしみこんでいません。#240番の紙やすりで、失敗した部分を軽く、ていねいにこすってやると・・・文字が消えます。 そのあとは、ふつ…

プレゼントするための箱で、桐箱以外はどこで買えますか?

■プレゼントするための箱で、桐箱以外はどこで買えますか? /陶芸の知恵袋65 「贈答箱 販売」で検索してください。桐箱ほど大げさでなくてもいい、という人にはおしゃれな紙箱など、お好みの箱が見つかりますよ。記事提供:津田沼陶芸教室

「箱書き」は、何をどう書く?

「箱書き」は、何をどう書く? /陶芸の知恵袋64 書く内容は「作品名」と「落款(作者の署名と印)」です。縦書きします。書く場所と作法は、作家によってまちまちですが、いちばんポピュラーなのは次の書き方です。・箱のフタの表側に、 右上から「作品名」…

作品をプレゼントしたいのですが、桐箱はどこで買える?

■ 作品をプレゼントしたいのですが、桐箱はどこで買える? /陶芸の知恵袋63 桐箱を作っている専門店でオーダーメイドするのがふつうですが既製品を扱っているお店もあります。作品のサイズを言えば、ふさわしい大きさの桐箱を作ってくれます。たとえばぐい飲…

削り前の作品が白く乾燥!柔らかく戻したい!

■ 削り前の作品が白く乾燥!柔らかく戻したい! /陶芸の知恵袋62 小皿や小さめの鉢なら、戻せることが多いですよ。1、ハンドタオルを水で濡らして絞る。 (水分は大目に残すこと)2、白く乾燥した器をハンドタオルでくるむ。3、ビニールに入れて密封する…

トンボを作ろう!

■ トンボを作ろう! /陶芸の知恵袋61 簡易トンボの作り方を紹介しましたが、「トンボ」もこうすればカンタンに作れる!器の径と深さが同時に分かるので、やはりベンリ!竹ヒゴを用意します。1、器の直径の長さに竹ヒゴを切る。2、器の深さ分を、別の竹ヒゴ…

簡易トンボを作ろう!

■ 簡易トンボを作ろう! /陶芸の知恵袋60 器のサイズを決めるときに使う「トンボ」のカンタン・バージョンを自作しよう!雑誌「つくる陶磁郎 36号」で中鉢 徹(ちゅうばち・とおる)さんが紹介しています。1本の割りばしの片側に、器の直径のサイズ分を赤の…

コンプレッサーで、釉薬の厚い部分と薄い部分に掛けわける方法!

■ コンプレッサーで、釉薬の厚い部分と薄い部分に掛けわける方法! /陶芸の知恵袋58 ネルの布を用意してください。粘土も少量。釉薬を厚く掛けたくない部分(たとえば鳥の絵の部分)の形にに合わせて、ネルの布を切り抜きます。ネルの布を切り抜きます。この…

大物用カメ板セットがカンタンに作れる!

■ 大物用カメ板セットがカンタンに作れる! /陶芸の知恵袋57。 「知恵袋56」で紹介した市販のもの(右)に、ワンタッチで装着できる大物用カメ板(左)を作ろう!カメ板はひっくり返して使う。厚さ10ミリのベニヤ板を、直径45センチの円形に切断。(これはホ…

大物作品は乾きにくい。早く乾かすにはこれ!

■ 大物作品は乾きにくい。早く乾かすにはこれ! /陶芸の知恵袋55 大物作品がほぼ乾いてきたが、底がまだ湿っぽい。そんなときは電機ホットカーペットの登場です!ホットカーペットの温かさを「強」にして、そっと大物作品を載せます。そのままひと晩おけば、…

素焼きで消えてしまう模様には、こうして当たりをつける!

■ 素焼きで消えてしまう模様には、こうして当たりをつける! /陶芸の知恵袋54たとえば白化粧の濃淡で鳥の模様を描いたとして。素焼きのあと、鳥に色を乗せたいが、取の輪郭が分からなくなってしまった。こんなことが起きないようにするには、「ワラ灰」を用…

発見!ラテックスに最適の筆はこれ!

■ 発見!ラテックスに最適の筆はこれ! /陶芸の知恵袋53 100円ショップの4本で¥100がいちばん! いろいろな筆を試しましたが、固まりかけたゴム液が取りにくかった。100円ショップの筆を試してみると、筆についたゴムはお手ふきでぬぐうと簡単に取れる。穂…

大き目の皿や鉢。削りは板で挟んでひっくり返す!

■ 大き目の皿や鉢。削りは板で挟んでひっくり返す! /陶芸の知恵袋52 底を手で持って移動させると、不安定で落としたりしがち。上下を板で挟んで、ひっくり返そう。1、丸い板を用意する。(口縁を傷つけないよう、表面にクッションを貼っている)2、板にの…

ステンレスの切り糸(棒付き)を自作しよう!

■ ステンレスの切り糸(棒付き)を自作しよう! /陶芸の知恵袋51ホームセンターで、次のものを購入しましょう。・ステンレスワイヤー(0.45ミリ)、2メーターで¥130くらい。・木ダボ(持ちやすい大きさ)、8本で¥100くらい。・ステンレス・なべタッピング…

何かと使い勝手のいい傘カンナの作り方!

■ 何かと使い勝手のいい傘カンナの作り方! /陶芸知恵袋50 風で壊れてしまった傘 (おちょこになる、って今は言わないかな?)が材料です!! 1、傘の骨を、ペンチで20センチくらいの長さに切ります。2、U字型の骨の先2.5センチをカナヅチで叩いて平らにし…

大皿の底が落ちそうなら二重高台にしよう!

■ 大皿の底が落ちそうなら二重高台にしよう! /陶芸の知恵袋49 大皿の底が焼成のとき下がることがあります。とくに赤粘土で大皿をつくる場合は要注意です。高台を二重にすれば、中心部に近い部分でも底部が支えられるため、底が落ちません。二重高台は、削り…

これなら絵心がなくても絵が描ける!

■ これなら絵心がなくても絵が描ける! /陶芸の知恵袋48 チャコペーパーを用意しましょう。チャコペーパーは手芸用品、美術用品のお店で買えます。複写紙ですが、カーボン紙とは違って、水をはじきません。また水洗いすれば消えるスグレモノ。1、下絵の大き…

ラテックス(陶画のり)の正しい使い方!

■ ラテックス(陶画のり)の正しい使い方! /陶芸の知恵袋47 筆と、赤インクと、水を用意しましょう。ラテックスの裏ワザ的な使い方を紹介してきましたが、本来の使い方がまだでした。管理のしっかりした材料屋さんから買ったものなら、以下のやりかたがいち…

撥水したくない部分に撥水剤が垂れた!対策は?

■ 撥水したくない部分に撥水剤が垂れた!対策は? /陶芸の知恵袋46 650度以上で焼きましょう。これしか方法はありません。赤い撥水剤(スペーター)も、紫の撥水剤(新昭和コートの商品)も、650度で完全にとびます。素焼きするときに一緒に入れるとムダがあ…

ロクロに残った粘土は、こうして掃除する!

■ ロクロに残った粘土は、こうして掃除する! /陶芸の知恵袋45 水とスポンジ、それに竹串を用意してください。水に浸したスポンジをよくしぼって手ロクロに残った粘土を拭き取ります。手ロクロの溝に入った粘土は、焼き鳥用の竹串を使うときれいに取れます。…

乾燥途中の作品が底割れした!まだ助かるかも

■ 乾燥途中の作品が底割れした!まだ助かるかも /陶芸の知恵袋44 セラミック・ペーストという製品があります。やきもの用の接着剤で、生粘土にも、素焼きした粘土にも使えます。¥700〜800。1、割れた粘土の両面に多めに塗布する。2、接着させる。3、はみ…