底切れしにくい高台の形は、これ!
■ 底切れしにくい高台の形は、これ! /陶芸の知恵袋152
高台の内側を空気が通るようにする!
底切れする原因はいくつかありますが、底が最後まで乾燥しにくいことも一因です。
円形や四角の高台が一般的ですが、
高台の一部を切り取って、空気の通り道をつくってやると、
底の乾燥がすすんで、底割れしにくくなります。
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タタラで楕円(だえん)の形を切り抜くかんたんな方法!
■ タタラで楕円(だえん)の形を切り抜くかんたんな方法! /陶芸の知恵袋151
まずは新聞紙を四つ折りにして!
タタラを楕円に切るのは、楕円形の皿を作るときばかりではなく。
壺の底をつくるときなどにも必要です。覚えておくと便利です。
まずは、新聞紙を四つ折りにします。
タテとヨコの長さを変えてハサミでカーブを付けて切り抜きます。
新聞紙を開くと、楕円の型紙ができました!
これをタタラにした粘土に当てて切り取れば、
楕円のタタラができます。
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絵の具を薄めたりする水に発生する緑の藻を防止するにはこれ!
■ 絵の具を薄めたりする水に発生する緑の藻を防止するにはこれ!
/陶芸の知恵袋147
加湿器用の除菌剤を使います!
容器に溜めた水には、しばらくすると藻が発生します。
その水を使うことは、やきものにとってはなんの問題もありませんが、
あまり気分の良いものではありません。
容器の水に加湿器用の除菌剤を入れてやると藻は発生しません。
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削ったあと、すぐに素焼きしたいならこの方法!
削ったあと、すぐに素焼きしたいならこの方法! /陶芸の知恵袋147
150度を8時間キープすれば完全乾燥終了!
ふつうは常温で完全乾燥させてから素焼きしますが、急ぐ時の裏ワザを紹介。
1時間で150度まで昇温させて、そのまま5時間キープ。これで完全乾燥終了です。
そのさいの注意ポイントは、
ひっくり返して(つまり高台を上にして)棚板に置くこと。
乾きにくい底の部分を上にすることで、全体がむらなく乾きます。
写真は窯の中で完全乾燥し終わった状態。このあと素焼きします。
そのあと8時間かけて800度まで昇温させれば素焼き終了。
電気の窯ならこうしたことが楽にできるので便利。
大物で試したことはありませんが、
径20センチくらいの皿では、一度も割れたことがありません。
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削りが終わって置いてみたら、少しグラグラ。こんなときは、こうする!
■ 削りが終わって置いてみたら、少しグラグラ。こんなときは、こうする!
そっと持ち上げて、底を作業テーブルにトントン!
グラつく高台を微調整するには、削るよりも、トントン打ちつけるほうがカンタン。
優しく3センチほど持ち上げて、水平のまま作業テーブルの板にトントンと打ちつけます。
打ちつけると言っても、器の底でノックするように丁寧に。
2、3回トントンして、まだグラつくようなら、さらにトントンをくりかえすと
グラグラしなくなります。
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